皆さんは歯みがきの時に、「フロス」や「歯間ブラシ」といった、
歯間清掃器具を使っていますか?
平成28年の報告では※、
日本人の全世代において歯間清掃を行なっている人の割合は30.6%でした。
日本人の7割の人は、普段歯間清掃器具を使わないということです。
※平成28年度歯科疾患実態調査
しかし、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落とすことはできません。
そして、虫歯と歯周病は歯と歯の間から始まることが多いのです。
歯間清掃器具を使わないで歯磨きをしていたのでは、
残念ながら、虫歯や歯周病を予防しているとは言えないのです。
今まで使ったことのない方は、是非一度使ってみてください。
最初は週1回からでも結構です。
使っていく内に、歯と歯の間の歯茎が引き締まっていくのが実感できると思います。
歯間清掃器具と一言に言っても色々なものがあります。
以下に紹介していきましょう。
デンタルフロス
糸を歯間に入れて、プラークを巻き取るように取り除く道具です。
糸だけのものと、柄が付いているものがあります。
糸だけのもの
様々な角度で汚れを取り除くことが可能。
慣れないと難しい。
柄付きのもの
すでに糸が張っているので入れやすい。
ひっかかりがあるところで横に抜けないので切れやすい。
歯間ブラシ
針金にナイロン毛をつけたものやゴム製の小さなブラシです。
歯と歯の間を出し入れすることにより、プラークを取り除きます。
歯と歯の間は、セルフケアの基本です。
歯間清掃器具を使って、快適な健口ライフをお過ごしください。